2008年3月 4日 (火)

メル・プラッツ 第六回 公開研究会 参加報告

東京大学 本郷、工学部 2008年2月23日 14~18時
 今回は「あらためてメディアリテラシーを問う」と題して、今までの振り返りを中心とした学習会でした。発表者が何かを提示するというかたちではなく、6つのテーマに分かれて参加者が議論を交わし、最後にそれぞれのグループが発表するという形式です。2時間以上話し合いの時間が確保され、多くの方と話す機会ができてとても楽しい会でした。
 6つのテーマとは以下の通りです。
 「メディア・リテラシーという言葉、理論と思想」、問題提起水越伸・コー
ディネーター伊藤昌亮(以下、この組み合わせで記す)。
 「学校教育での可能性と課題」、北村順生・村田麻里子。
 「マスメディア、ジャーナリズムとの関わり」、境真理子・本橋春紀。
 「ポピュラー文化、メディア文化との関わり」、ペク・ソンス・飯田豊。
 「ミュージアム、アート、デザインとの関わり」、高宮由美子・宮田雅子。
 「ワークショップの場づくりの方法、技術との関わり」、水島久光・土屋祐子。
 各テーマの問題提起者がはじめに話してから、参加者が自分の関心のあるテーマに分かれて話し合います。それぞれ十人前後に分かれましたが、移動は自由です。私は「学校教育での可能性と課題」に出ました。
 グループのメンバーは9人で、マスメディア関係者、指導主事、区会議員など多彩な顔ぶれのなか、現職の教員は2人でした。最初に自己紹介をしつつ各自の問題意識を話したのですが、その内容は、一通り発言し終えたときにコーディネーターがあ然とするほどまとまりのないものでした。「出前授業に行くと丸投げされてしまう」、「メディアリテラシーを科目にして、小学校・中学校からやるべきだ」、「生きる力として扱うべきだ」、「特区を取り、「読解力」の授業の中で展開している。教師の負担はあるが、科目を置くことのインパクトは大きい。」、「既存のカリキュラムに追加するのではなく、何かを減らすことも必要」、「メディアリテラシーは教科書にしにくい」、「情報科の教師の意識は低い」、「教師にメディアリテラシーがない」等々。私は社会科教育の立場から必要性と課題を発言しました。
 そもそも何か結論的にまとめるという主旨ではないのでこのような展開は予想はしていましたが、あらためて学校教育でメディアリテラシーを扱うときの課題の多様さと大きさが浮き彫りになりました。しかし率直な感想としては、なぜか「前途多難でたいへんだな」というのではなく、その「たいへんさ」がおもしろそうというか、スリリングな感じを持ちました。あと話題としては、メディアリテラシーを実践していくための予算のこと、教師にメディアリテラシーが必要という話し、教師同士のネットワークがあまりないというようなことがありました。
 全体の発表の場での発言「メディアリテラシーは学校教育に一見関わっているように見えるが、実は水と油なのではないか」は、目からウロコでした。そう、「水と油」だからたいへんなのです。だから私はおもしろく感じるのでしょう。
さらに言ってしまえば、「学校が拒むもののなかには、学校に必要なものがある」、「学校に入りにくいものほど、学校にとって重要なものである」などということを考えたのでした。
 他の分科会の内容は、メルプラッツのサイトに報告が載ると思われますので、そちらを参照してください。
 次回は3月28日(金)17時から、東大本郷キャンパス内にオープンした福武ホールで「学環えんがわワークショップ」を中心とした公開研究会だそうです。
鈴木佳光

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2008年2月28日 (木)

『持続可能な社会』をつくる教育のエッセンス~環境教育とメディアリテラシー教育の立場から~

3月22日(土)午後、かながわメディアリテラシー研究所の活動そのものがESDなんじゃないの?というような話をします。是非ご参加下さい。お待ちしております。

詳しくはこちらをご覧下さい。

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2007年5月21日 (月)

アニメーションの文化論

メンバーの有吉さんが面白そうな講演会を行います。

是非お出かけ下さい。(その後kmnpasの例会に来るとちょうどです!)

アニメーションの文化論-切り紙アニメからジブリまで-(日本アニメーション映画のひとつの系譜)

日時:2007年5月25日(金)15:00~16:30

会場:神奈川県立川崎図書館2Fホール

講師:有吉 末充氏(京都学園大学助教授)

司会:鈴木良雄氏(神奈川県立図書館)

詳しくはこちらをご覧下さい。

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2007年4月12日 (木)

地球のなかま映画祭2007 

イベントのお知らせです。

*** 地球のなかま映画祭2007 ***
http://momotomonet.seesaa.net/article/36596228.html

「六ヶ所村ラプソディ」
「ヒバクシャ-世界の終わりに」

上映会&トークショー

日時: 2007年4月14日(土)&2007年5月13日(日)
会場: 文京区立本駒込交流館地下ホール(文京区本駒込3-22-4)
    各回定員200名
参加費:前売り 2日通し券1500円(100名)・1日券1000円
    当日券 1300円(1日分)

第一回:2007年4月14日(土)

 プログラム:
 10:30  開場
 11:00~ 「六ヶ所村ラプソディ」上映
 13:15~ 小出裕章さんミニトーク
 14:00~ 「六ヶ所村ラプソディ」上映
 16:15~ 小出裕章さん講演会
 18:00  終了予定

 午前セッションでも午後セッションでも一日でも講演だけでも映画だ
 けでもOK! この日は六ヶ所村ラプソディの連続上映です。

第二回:2007年5月13日(日)

 プログラム:
 10:30  開場
 11:00~ 「ヒバクシャ-世界の終わりに」上映
 13:30~ 「六ヶ所村ラプソディ」上映
 16:00~ 鎌仲ひとみ監督トークショー
 18:00 終了予定

 午前セッションでも午後セッションでも一日でも講演だけでも映画だ
 けでもOK!

主催:ももんがともだちネット
  地球のなかま映画祭*実行委員会
  ブログ http://momotomonet.seesaa.net/
  メール momotomonet@hotmail.co.jp
  電話(夜間のみ) 070-6648-5699

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2007年3月20日 (火)

メディアリテラシーの学校2007明日です!

「メディアリテラシーの学校:2007春季講習」は明日に迫りました。

沢山の方のご来場をお待ちしております。

久しぶりに宮台真司氏のblog  MIYADAIcomを覘いたら、明日の1時間目の講師を務めてくださる鈴木弘輝氏の3月31日のイベントの告知がありましたのでご紹介いたします。

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=476

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2007年2月23日 (金)

民放連メディアリテラシー実践プロジェクト報告会に参加して(by kj)

 報告会は、2007223日(金)千代田区紀尾井町の民放連地下一階の文春ホールでおこなわれました。

 午後1時から5時半までの長丁場でした。参加者は主催者も驚くほどの賑わいで、200名ほどは集まったでしょうか。テレビ局の関係者をはじめ、市民メディアの関係者、大学関係者や高校などの現場の先生などだと思います。私も知っている顔を何人も見かけました。わが研究所からは他にS氏も参加しました。

 報告者は2006実践プロジェクトを実施した3つの放送局でした。青森放送、中国放送、テレビ長崎の3局。公募で選ばれたのですが、その条件は3つ。①中学・高校生がテレビ番組作りを通してリテラシーを学ぶ、②『メディアリテラシーの道具箱』を活用する、③子どもたちの制作した番組を放送するというもの。

 この条件に適った3つの放送局の実践報告でした。当然中学・高校生が作った作品も上映されました。その全体のプロジェクトをサポートするのはメル・プロジェクトの水越伸東大助教授と駒谷真美昭和女子大学専任講師、そして民放連の民放委員からなる実践プロジェクトチームでした。そこで、この3つの放送局の報告の後におふたりの先生からこのプロジェクトの成果と意味・展望のお話がありました。大変に内容の濃い会でした。

 Fruit はじめに青森放送のプロジェクトについて山内千代子さん(アナウンサーの方)から説明がありました。8月から12月までの長期のプロジェクトで3つの高校の3チームによりテレビ番組を作ってもらうプロジェクトでした。結婚式の裏方さんの仕事をテーマにしたものや野球部のマネージャーをテーマにした作品、そしてあるバンドのプロモーションビデオ的な作品(左の写真)などがつくられました。その製作過程にははじめに大学生の協力を得てワークショップを行い、プロのカメラワークなどの指導も受けるなど教育プロセスを十分配慮したプロジェクトとなっていました。

 次の中国放送のものは指導者が平均年齢60歳という放送関係OB主体のプロジェクトでありました。発表された代表の三宅さんが中国放送の取締役であるだけあって、広島市教育委員会の後援を取り付けたりして、今後の活動につながる持続的なインフラの整備をあっという間にしてしまう手腕を水越氏は高く評価していました。生徒の作品は4本あり内容はともあれ、それぞれに生徒が自由な発想で作品をつくっていたのが印象的でした。

 最後のテレビ長崎は短期間(5日間)で番組作品をつくるというものでした。発表は増田さん。業務を担当する男性でした。夏休みの8月初旬に集まった中学・高校生は数グループに分けられ、水越氏のアドバイスで中高一緒、男女も分けないでチームがつくられました。作品の良し悪しでなく、作品をつくる過程がメディアリテラシーの学びなのだという考えに基づいています。たしかに生徒たちはアポなしでいきなり取材先に訪れ、取材を断られたり、話し合いがまとまらずリーダーがトイレに1時間も雲隠れしてしまうなどさまざまな苦難や事件を乗り越え番組を作っていきました。そしてその過程を放送局の人たちや大学生が暖かく見守っていくところに長崎の懐の深さを感じたりもしました。

 さて3つのプロジェクトに共通して言えることは、地域との密接な関係を大事しているということです。特に地元の大学の協力なしには本プロジェクトを実施することはできなかったのではないでしょうか。テレビ長崎は長崎シーボルト大学、中国放送は広島経済大学、そして青森放送は弘前大学です。これはメディアリテラシーが単に放送局だけで行うとか学校だけで行うものでなく、もっと開かれたものであり、大学、小中高とも密接に連携して行う地域密着的かつ横断的なコミュニケーションがなくてはならないということを示唆するものです。

 

 

 水越伸助教授の講話 ―漢方的な、循環的な―

 

 Photo_2 最後に水越伸東京大学情報環助教授から実践プロジェクトの意味と今後の展望について講話がありました。水越さんという人はノーネクタイで襟もとにスカーフを巻いている。ジーンズでおしゃれに気を配る方です。話も知的で、遊びの感覚や楽しさ、面白さが随所に感じられます。批判性と遊びをあわせ持つ、新しい時代を代表する学者です。

 何しろ、彼の話は今年のプロジェクトの反省・今後をまとめることでしたが、講話の副題がなんと「漢方的な、循環的な」です。知的に遊んでいるのですが、マス・メディアに携わる人々が、どうしてメディアリテラシーを真剣に実践していくべきかの本質を提起しているのです。

 マスメディアが生産・伝播した情報を人々は見る、読む、消費しますが、その情報の受容においてその情報が正しいか、操作されていないかなどの問題を批判的に読み解くというメディアリテラシーの概念が出来てきました。(例えばイギリスでアメリカのヤンキー文化を排除するために機能した)それは50年代から90年年代マスコミの発達とともにでした。しかしいまや情報化の進展とともにコンピュータという新たなメディアが登場しました。ケータイでムービーが撮れるまでになってきましたし、動画投稿サイトのYou Tubeでは自分が作った映像を世界に配信できるようになりました。誰でもが表現者になっているのです。しかし、メディアについてのきちんとした素養がないため、中途半端にしか表現できず、その実情はぐちゃぐちゃでしかない。とてもパブリックアクセスと言える状況にないのです。

 そうした現状を踏まえ、もう一度情報の循環を考えてみますと、情報の循環は生産と消費の過程で終わらない。捨てるという行為(information garbage)につながり、さらにそこから表現という行為に行きそこからまたマスメディアによって生産・伝播されていくのです。旧来のメディアリテラシーは受け手が情報をどう批判的に読み解くか?だけでしたが、新しいメディアリテラシー概念は、情報を作る→見て、読んで、消費する→捨てる→表現する→マスメディアが情報を作るの循環を学ぶということです。中国風に言いますと、新世紀媒体素養(=メディアリテラシー)と言うことです。したがって私たちの学びはそのサイクルを理解することであり、情報の受け手として批判的ではあるがただ受身に読み解くだけではなしに、情報の発信者として表現も出来きるが理屈も言える、そういう学生を育成することが今日の課題なのです。

とまあ、こんなカンジで始まった水越氏の話は3つのプロジェクトの個々び評価を順次行い(省略します)、昨年度のもあわせて本プロジェクトを実施した放送局への課題として繰り返すことの重要性、らせん的向上をあげました。

 さらに放送局一般に対しては①送り手も学ぶメディアリテラシー②番組づくり以外の多元的な展開③MLをエンジンにした市民参加型放送局へ④地域循環型社会の創出をあげました。②の番組づくり以外の多元的な展開というのは高校の生徒・先生に絵コンテを書く講習会とかカメラ撮影の講習会を催すことなどを例示して、今回のプロジェクトだけで終わらずに地域的な連携を続けていくことを強調されていました。

さて、このプロジェクトにおける民放連への課題としては①企画検討、コーディネーション体制の充実②ラジオ局への期待③特効薬ではなく漢方薬の重視を。もっとお金を。とまとめました。とくに長い目で行っていくプロジェクトですので、もうすこし資金を出していただきたいと懇願しますと、会場もそこここから笑いが起こるのでした。

最後に、これがもっとも重要なことがらなのですが、研究者(=僕)側の課題つまり水越伸氏自身の課題です。(こういう項目の立て方も彼ならではです。)

①ポストメルプロジェクトの始動②4月からホームページの開設―全国の放送局と市民を結ぶ広場づくり ―型紙ダウンロード方式!③技術プラットフォームの研究開発―市民のメディア表現を支援する技術的文化的プログラムづくり―スタートしたexprimo

ということです。

型紙ダウンロード方式というのがまず分らない。そしてexprimoはもっと分らない。けれど、このシステムは全体俯瞰できるmixyであり、コミュニティー型のYou Tubeであるらしいのです。水越氏自身は「僕は文系の人間ですが、研究室に理系の学生も入ってもらって、メディアリテレイトされた人が参加していく…」と語り、ポストメルプロジェクトの新たな展開が今後このexprimoによってらせん状的に向上していくことを明るく語って締めくくられていました。以上で報告を終わります。(中澤)

 

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2006年11月 4日 (土)

白雉市民映像祭2006「今、映像教育を考えるシンポジウム」面白かったです。

素晴らしいホールを会場としながら、聴衆にお菓子が回ってくるようなアットホームな雰囲気漂う手作りの会であった。

「学校教育の現場における映像教育の実践」者としてパネラーとなった方々の実践はどれも面白く、映像を交えての1人20分というプレゼンの制約はあまりに短かった。みなさん実践の背景が違うので、その説明が無いと中身に入れないということもあり、せかっくのバラエティに富んだラインナップを充分に堪能出来るディスカッションの時間がほとんど無くなって残念だった。

それでも、質疑応答の中から面白い気づきは沢山得られたと思う。

特に、通信制高校での部活動として生徒と映画製作を行っているKJには質問が集中していた。Photo 「The 通信制高校」という第1作の「上手すぎない」映像の力が、表現を教育の現場で行うことの本質に迫る何かを見る側につきつけるせいかもしれないね~と、帰りの江古田の飲み屋で話していたのだが。

質疑応答は以下のようなものだ。

対話プロジェクトメンバー:映画を作ってみて生徒がどう変わったか?

KJ:生徒が変わったかどうか、あるいはどう変わったかということについての検証方法がよくわからない。ので、そのことは今後の課題だ。ただ、1作目に出演していたYさんが、2作目の映画の原案を作った。でもなかなか撮影が進まない。もう無理して撮らなくてもいいと考えてもうやめようと生徒に話した晩に、Yさんから自宅に電話があって「やっぱりやりたい」というようなことはあった。これはすごいことなんです。思うに何かが変わったかどうか検証する方法なんてない。1つ言えるのはカメラってすごい魔力があるということだ。何故なら、人はそれを向けられると必ず演技をするからだ。これを教育現場で使えないかと思っている。

学芸大学大学院生:授業、例えば総合などでも出来ると思うか?さまざまな制約との兼ね合いは?

KJ:自分はたまたま部活でやったが、総合でも出来ると思う。制約については考えていない。ただ、「しくみ」としてこれを定着させようとは考えていない。この実践は、映像教育としての教育方法論だ。

そして、この大学院生の2つ目の質問が、参加者のさまざまな発言を引き出したのだった。質問は、評価にまつわるものだったと思う。みなさんの実践は表現を扱っているので美術教育だと思うが、評価の部分で美術教育で進めるべき感性と相容れないのではないか というようなことだったと思う。

清水氏:自分はむしろ、「情報リテラシー」を教えている。映像を使って教えるのも、「情報リテラシー」教育のためのさまざまな方法の一つに過ぎない。だから、敢えて映像教育をしなければならないとは考えていない。

小川氏:自分がやっている「対話プロジェクト」はアートだと思っている。生徒がたまたま社会的なものとして捉え、教師が教育の中で引き取って、何かになる、面白そう!というところから始まっている。「対話プロジェクト」はNPOでもなく、NGOでもない、実は「band」じゃないか。「バンドやろうぜ!」という声にどう応えていくかが我々のプロジェクトだと思っている。

佐藤氏:映像作品を評価する時に、2つある。まず、第1段階としては、デザインの評価と同じように、「条件をどうクリアしたか」を見る。そして第2段階で、「あなたはこの作品のどこにいるんですか?」ということを問いかける。つまり、主体性は?視点は?と聞きながら、そこにあるコミュニケーションや本当のものを見る眼というようなものがあるかを問うていくしかない。あなたはこれを作る必要があった?あなたはこれを作って何を発見したのか?ということだ。これらはすべてパッケージ化出来ない教材だ。

コメンテータを務めていた佐藤氏は、発言の中でこんなことも言っていた。

「18歳以下の、全員がプロを目指すということではない生徒たちに対する映像教育では、生徒たちが楽器のように映像を使えるようになるといいと思う。」

他に印象に残った発言では、加藤氏の「市民メディアにとって重要な課題は、地域のマイナスの部分をどうするかだ」というものがある。確かに、地域おこしとしての市民メディアがもてはやされがちだが、地域で「公正」な報道を追及することは可能か?とか「公正」とはどういうことか?とか、自分なりの新たな疑問に行き当たる面白い機会となった。

あ、それと、江古田の商店街の喫茶店「ぶな」はおすすめです。

(文責 松ユリ)

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2006年11月 1日 (水)

11月3日 武蔵大学の白雉市民映像祭2006に出ます。

 所員の中澤です。

 11月3日(金)文化の日に武蔵大学主催の白雉市民映像祭のシンポジウムに出ることになりました。私が出るのは「今、映像教育を考えるシンポジウム…学校教育の現場における映像教育実践」で、時間は、18:00~20:00です。詳細は以下のとおりです。

*********
「白雉市民映像祭2006」の御案内
 武蔵大学(東京都練馬区)では、11月の学園祭(白雉祭)期間中の3日、5日に、「白雉市民映像祭2006」を開催します。
 この内、5日のシンポジウム「映像がつなぐ地域社会」は、練馬区と共同で練馬区NPO活動支援センター事業の開始を記念して行います。 講演、シンポジウム、東京ビデオフェスティバル事務局による「市民ビデオの30年史を語る上映会」、全国の映像制作団体による招待作品上映会&活動紹介と盛り沢山の内容ですので、ぜひ多くの方の御参加をお待ちしています。
 なお高校生映像制作ワークショップ、映像コンテストの参加募集をしています。詳しくは白雉市民映像祭のサイトをご覧ください。

[サイト]http://www2.musashi.jp/nnpoc/
[日時]11月3日(金・祝)9:00~20:00、5日(日)10:00~19:00
[会場]武蔵大学8号館8階50周年記念ホール、その他
[費用]無料
[問い合わせ]武蔵大学 企画運営部 企画広報課 公開講座係
       〒176-8534 東京都練馬区豊玉上1-26-1
       TEL:(03)5984-3713、E-mail:pln@mml.sec.musashi.ac.jp

11月3日(金)文化の日
■今、映像教育を考えるシンポジウム…学校教育の現場における映像教育実践
 (18:00~20:00)
〔司会〕
◎松本恭幸
 武蔵大学社会学部メディア社会学科助教授
〔パネリスト〕
◎小川直美
 対話プロジェクト代表
 (http://www.jca.apc.org/taiwa/
◎加藤久晴
 法政大学講師、元東海大学教授、元日本テレビ・プロデューサー/ディレクター
◎清水健太郎
 群馬県立女子大学(情報処理担当)、玉川大学文学部リベラルアーツ学科チ ューター、明治大学和泉AV/ITサポートサービス(プロジェクトリーダー)、 元玉川学園高等部(情報教育で高校生の映像制作を指導)
◎中澤邦治
 神奈川県立高等学校教員、かながわメディアリテラシー研究所
 (http://kmnpas.cocolog-nifty.com/blog/

**************

時間のある人はぜひ足を運んでください。

また、後日このブログで報告したいと思います。

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2006年10月29日 (日)

10月21日の国語メディア研報告

10月21日の国語メディア研では、東海大・五嶋ゼミの三人の学生が発表しました。そのうち二人(小原さん、三重堀君)が本会をテーマとしていました。以下、レジュメの題と項目等について報告します。

小原さん 「公立高校とメディアリテラシー教育」
はじめに
(1)海外のメディアリテラシー事情~アメリカのメディアリテラシー教育
 1.アメリカにおける「情報リテラシー」とは
 2.日本にはないアメリカのインフォメーションリテラシーの特色
 3.図書館学習のメリット
 4.まとめ
(2)日本のメディア教育現状分析
 1.メディア論の授業内容
 2.具体的な授業例
 3.中山先生が生徒に教えたいこと
 4.高校生にメディアを教える上での工夫点
 5.総合学習の選択授業としてのメディア論の問題点
 6.生徒たちの要望とは
 7.まとめ *
(3)公立高校メディア教育デザイン
 1.授業にて(生徒)
 2.総合学習外で(生徒)
 3.職員室にて(職員)
 4.学校外で(教師)
おわりに

三重堀君 「高等学校段階におけるメディアリテラシー教育への提言」
1.はじめに
2.海外のメディア教育分析
 ○カナダの事例考察
 ○オーストラリアの事例考察
3.日本のメディア教育現状
 ○相武台高校フィールドワーク
 ○kmnpasフィールドワーク
4.提言
 ①適切な基準を設けるべきである
 ②教科間の相互連件を図るべきである
 ③生徒にものづくりを経験させる

印象に残ったのは三重堀君の「提言」。学生の目からよく分析し、考察していることが伺えました。
本会については小原さんが*の所で次のようにコメントしています。
「勉強会も頻繁に行われるべきである。教師同士の意見交換や授業実践を発表し合うことで、自らの授業にもバリエーションが広がり、自身だけの画一化を避けることができる。現在も「かながわメディアリテラシー研究所」や「川崎市国語メディア研究会」などの研究会が行われている。しかし、まだ規模は小さく、全国にもあまり存在しないのが現状だ。」
五嶋先生が丁寧かつ実践的に指導なされたことがよく分かりました。

私にとって収穫だった、というか嬉しかったことは発表者三人の存在そのものです。私には、彼らの姿が「メディアリテラシーを身につけた姿」に見えました。つまり「メディアリテラシーを学ぶと、このようになる」と思えたことです(主催者の中村さんも同様に感じたようでした)。あらためてメディアリテラシーを教えることの意味を確認するとともに、修論の大きなヒントになりました。小原さんが感想の中で「概念を裏から見るような感じを持った」とコメントしていたことが印象的でした。
(鈴木)

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2005年7月 3日 (日)

夏の研究大会のお知らせ3つ

その1 日本国語教育学会主催 第68回国語教育全国大会     
日時:2005年8月8日(月)~9日(火)
場所:青山学院大学

2日目午後のワークショップ分科会の1つで、国語メディア研の中村純子さんの「メディアリテラシー」が行われます。

詳しくは下記のリンクからご覧下さい。
http://www.e-sensei.ne.jp/nihonkokugo/taikai.htm

その2 大阪教育大学教育実践総合センター主催 第6回大阪教育大学教育実践フォーラム
「広げようメディアリテラシー教育」
日時:2005年8月22日(月)
場所:大阪教育大学天王寺キャンパス

鈴木みどり氏の基調講演をはじめ、森田英嗣氏ら主催者代表による座談会「学校でのメディアリテラシー教育の今後を考える」が興味深いです。

詳しくは下記のリンクからご覧下さい。
 http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~care/forum/index.html

その3 学校図書館問題研究会主催 第21回全国大会2005年神奈川大会
日時:8月7日(日)~9日(火)
場所:箱根町 ホテルおかだ

7日のナイターと8日の分科会の1つを松田が担当します。「LibraryNAVI」という新しいツールを通して学校図書館におけるメディアリテラシー教育と情報リテラシー教育について考えます。申し込み期日が7月5日に迫っています。お知らせが遅れて申し訳ありません。

詳しくは下記のリンクからご覧下さい。
http://homepage3.nifty.com/gakutoken/taikai/2005taikai1.html

(松ユリ)

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2005年2月15日 (火)

「書ほど楽しいshowはない」

第30回 国語メディア研究会の案内が届きました。講師は長野県梓川高校教諭 林直哉氏です。メルのプロジェクトリーダーで、長野県メディア・リテラシー研究会事務局長をしていらっしゃるそうです。
 案内文の内容が魅力的なので、そのままご紹介いたします。
 
 この企画は、お習字でも、書写講座でもありません。
上田伸行先生(同志社女子大学)と共同で開発した「書くという表現」の原点を「メディアとしての書」という視点でとらえ直し、意識化するワークショップです。私は、書の特性を「生命の断面」を表出する「命のライブレコーディング」と表現しています。しかし、そこから「文字」をとってしまったら何が伝わるのでしょう。また「書」は、どれほど「言葉」を伝えることができるのでしょう。書くというメディアが、時間(一回性)を一覧性で記録できる魅力、楽しさを、このワークショップを通じて再確認していただければいいなあと願っています。
 このワークショップのあと、携帯メールの特性がきっと実感できます。
 
 序章  手順の説明
 第1章 「書 and tell(自己紹介)」
 第2章 「禁断の章 1本の線で何が伝わるか」
 第3章 「書はライブレコーダー」
 第4章 「パブリッシング」
 ミニ展覧会開催 (リフレクション)

  日時 2005年3月5日(土)午後5時30分~7時30分
  会場 高津市民館・第5会議室 tel044-814-7603
参加費 1,000円
  持参するもの 書道セット(墨汁、筆、下敷き、文鎮)

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2005年1月29日 (土)

メルプロジェクトシンポジウムのご案内

2月19日(土)、20日(日)のメルシンポジウムの受付が始まっています。下記のURLからHPに入ってエントリーして下さい。
メルプロジェクト

ちなみに私は19日のみの参加です。終了後kmnpasのミーティングの予定でしたので、懇親会は申し込みませんでしたが、出たい方がいらっしゃいましたら合わせますのでご一報下さい。例年懇親会の申し込みはすぐ一杯になってしまうようなので、出るなら早めに申し込んだ方がよろしいと思いますので。(松ユリ)

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2005年1月23日 (日)

国語メディア研究会

以下の案内が届いています。興味のある方はご参加下さい。

第29回国語メディア研究会
『言葉と映像の違いは本質的である』 講師 宇佐美昇三(駒沢女子大学 教授)
 日時・・・2005年2月5日(土)午後5時30分~7時30分
 会場・・・高津市民館 第4会議室 ℡044-814-7603
 参加費…1000円

第30回国語メディア研究会
 ワークショップ『書ほどすてきなSHOWはない』講師 林直哉(長野県梓川高校教諭・メルプロジェクトリーダー)
 日時・・・2005年3月5日(土)午後5時30分~7時30分
 会場・・・高津市民館 第4会議室 ℡044-814-7603
 参加費…1000円

                              (松ユリ)

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アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険

下記の展覧会が開かれています。興味のある方はどうぞ!スージーからの紹介です。

アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険

会期: 2005年1月21日(金)─ 3月21日(月・祝)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] ギャラリーA,B,5Fロビー,エントランス・ロビー
主催:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]
協力:ブリティッシュ・カウンシル

http://www.ntticc.or.jp/Schedule/index_j.html

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